沿革

1994
1994-04

北西太平洋地域海行動計画「NOWPAP」採択

北西太平洋地域海行動計画「NOWPAP」採択

北西太平洋地域(東経121度から143度、北緯33度から52度)における海洋及び沿岸の環境保全・管理・開発のための行動計画(NOWPAP)」が、1994年9月に国連環境計画(UNEP)の地域海行動計画の1つとして、日本、中国、韓国、ロシアによって採択されました。

1999
1999-04

NOWPAP特殊モニタリング・沿岸環境評価活動センターの指定


第4回NOWPAP政府間会合において、財団法人環日本海環境協力センターがNOWPAP特殊モニタリング・沿岸環境評価活動センターの指定を受けました。

2000
2000-03

第1回北西太平洋地域における海洋環境リモートセンシング国際ワークショップ開催

環境省、NPECの主催により第1回北西太平洋地域における海洋環境リモートセンシング国際ワークショップが富山市にて開催されました。

2001
2001-02

NOWPAPの推進を目的とする海洋環境監視システム構築の検討

環境省からの請負業務として、NPECが主体となりNOWPAPの推進を目的とする海洋環境監視システム構築に関する検討結果をとりまとめました。(平成12年度環境海洋環境監視システム検討調査)

2001-03

第2回北西太平洋地域における海洋環境リモートセンシング国際ワークショップ開催

環境省、NPECの主催により第2回北西太平洋地域における海洋環境リモートセンシング国際ワークショップが富山市にて開催されました。

2002
2002-03

環日本海海洋環境ウォッチシステムの設置

環日本海海洋環境ウォッチシステムの設置

環境省が富山県環境科学センターに環日本海海洋環境ウォッチシステムを設置し、人工衛星リモートセンシングデータの受信・処理が開始されることとなり、NPECが環日本海海洋環境ウォッチシステムの運用と担うこととなりました。

2003
2003-12

第1回NOWPAPワーキンググループ4会議の開催

第1回NOWPAPワーキンググループ4会議の開催

NOWPAPにおいて海洋環境リモートセンシングに関する活動を実施するためのワーキンググループ4(WG4)が設置され、NOWPAPの特殊モニタリング及び沿岸環境評価活動センターであるCEARACが事務局となり初の会議がウラジオストク(ロシア)で開催されました。会議には、NOWPAP参加国から選出された海洋環境リモートセンシングの専門家が参加し、NOWPAPと海洋環境リモートセンシング技術の活用に向けた初の議論がなされました。

より詳しい情報は、CEARACウェブサイトをご覧ください。

2004
2004-03

海表面水温(SST: Sea Surface Temperature)データ提供開始

NOAA気象衛星に搭載したAVHRRセンサの観測データを受信・処理し、環日本海海洋環境ウォッチシステムホームページ上にて海表面水温(SST: Sea Surface Temperature)データの提供を開始しました。

2004-10

第3回北西太平洋地域における海洋環境リモートセンシング国際ワークショップ開催

北京大学(中国北京)において、NPECの主催により第3回目となる北西太平洋地域における海洋環境のリモートセンシングに関する国際ワークショップが開催されました。NOWPAP参加国の専門家によって、各国における海洋環境リモートセンシングの取り組みが紹介されました

2004-10

第2回NOWPAPワーキンググループ4会議の開催

第2回NOWPAPワーキンググループ4会議の開催

第2回目となるNOWPAP WG4会議が北京(中国)において開催され、 NOWPAP各国における海洋環境リモートセンシングの現状をとりまとめた国別報告書、これらをさらに取りまとめた統合報告書についての議論がなされました。

より詳しい情報は、CEARACウェブサイトをご覧ください。

2005
2005-03

環日本海海洋環境ウォッチシステムホームページ上にてクロロフィルa濃度データ提供開始

JAXA地球観測センターにて受信されたNASA Aqua衛星のMODIS海色センサデータをインターネット経由にて入手し、NOWPAP地域を対象に衛星クロロフィルa濃度データセットを作成し、環日本海海洋環境ウォッチシステムホームページ上にてデータ配信を開始しました。

2005-12

「海洋環境リモートセンシングに関するNOWPAP国別及び統合報告書」の作成

NOWPAP各国における海洋環境リモートセンシングの利用状況などをまとめた国別報告書( 中国 / 日本 / 韓国 / ロシア )を作成し、続いて「NOWPAP地域における海洋リモートセンシングに関する統合報告書」を出版しました。

2006
2006-07

第3回NOWPAPワーキンググループ4会議の開催

第3回NOWPAPワーキンググループ4会議がワーキンググループ3会議と富山にて合同開催され、CEARACが活動を推進するための中長期戦略が協議されました。
より詳しい情報は、CEARACウェブサイトをご覧ください。

2006-08

第4回北西太平洋地域における海洋環境リモートセンシング国際ワークショップを開催

第4回北西太平洋地域における海洋環境リモートセンシング国際ワークショップを開催

釜慶大学校(韓国釜山)において、NPECの主催により第4回北西太平洋地域における海洋環境のリモートセンシングに関する国際ワークショップを開催しました。NOWPAPワーキンググループ3(赤潮/有害藻類)の専門家と、ワーキンググループ4(海洋環境リモートセンシング)の専門家が両ワーキンググループの共同で富栄養化状況評価に取り組むべきとの提言がなされました。

2007
2007-09

第1回NOWPAPリモートセンシングデータ解析トレーニング実施

第1回NOWPAPリモートセンシングデータ解析トレーニングが長崎大学において実施されました。

より詳しい情報は、CEARACウェブサイトをご覧ください。

2007-12

「リモートセンシング技術を用いた富栄養化状況モニタリングガイドライン」の作成

NOWPAP地域におけるリモートセンシング技術を用いた富栄養化状況モニタリングガイドライン」を作成しました。

このガイドラインは、地方自治体の沿岸管理者や専門家を対象に、人工衛星からのリモートセンシング技術を用いて得られたデータをNOWPAP地域で深刻かつ広域な環境問題である富栄養化モニタリングのために役立つ情報へと変換するノウハウを説明しています。

2008
2008-05

YSLME Ocean Color Project開始

地球環境基金(GEF)と国連開発計画(UNDP)、黄海広域海洋生態系(YSLME)のプロジェクトにおいて、海色リモートセンシングのプロジェクトが開始されました。ここが起点となり、日本、中国、韓国の海色リモートセンシングの研究者が各国の観測データを共有し、黄海の特性を踏まえたアルゴリズムの開発が始まりました。

2008-11

第2回NOWPAPリモートセンシングデータ解析トレーニング実施

第2回NOWPAPリモートセンシングデータ解析トレーニングが済州大学(韓国)において開催されました。

より詳しい情報は、CEARACウェブサイトをご覧ください。

2009
2009-06

「NOWPAP共通手順書」の作成

NOWPAP各国の専門家とともに、ヨーロッパにおける富栄養化評価の国際的な取り組みを参考にしながら、NOWPAP地域で共通の「富栄養化状況評価手順書(陸域由来の栄養塩源の評価を含む)」を作成しました。

2011
2011-06

「選定海域における富栄養化状況評価ケーススタディ報告書」の作成

各NOWPAP参加国で富栄養化による水質悪化や赤潮が報告されているエリアを選定し、「NOWPAP共通手順書」(2009)を用いたケーススタディを実施した結果をまとめた報告書を作成しました。

中国長江(揚子江)河口とその周辺地域 / 日本北西九州海域 / 富山湾、日本 / 鎮海湾、韓国/ ロシア、ピョートル大帝湾

2011-10

第3回NOWPAPリモートセンシングデータ解析トレーニング実施

第3回NOWPAPリモートセンシングデータ解析研修トレーニングが、ロシアのウラジオストクにある極東連邦大学で開催されました。

詳細については、CEARACウェブサイトをご覧ください。

2011-12

「NOWPAP地域の選定海域における富栄養化状況評価に関する統合報告書」の作成

NOWPAP地域の選定海域における富栄養化状況評価に関する統合報告書を出版しました。

「NOWPAP共通手順」(2009年)を用いたケーススタディを通じてNOWPAP地域の選定海域の富栄養化状況を評価し、また、手順書の妥当性を検証しています。

2011-12

「NOWPAP地域における海洋リモートセンシングに関する統合報告書」の作成

「NOWPAP地域における海洋リモートセンシングに関する統合報告書:海洋・沿岸環境評価」を出版しました。

NOWPAP参加国におけるリモートセンシング(RS)技術に関する最新の情報を追加し、「統合報告書2005年版」を更新しました。

2013
2013-08

「NOWPAP共通手順書2013年改訂版」の作成

「NOWPAP富栄養化状況評価手順書(陸域由来の栄養塩源の評価を含む)」(NOWPAP共通手順書2013年改訂版
2010年に実施したケーススタディの結果と専門家の意見を基に、「NOWPAP共通手順書」(2009)を改訂しました。

2013-10

第4回NOWPAPリモートセンシングデータ解析トレーニング実施

第4回NOWPAPリモートセンシングデータ解析トレーニングが、中国・青島にある中国海洋大学で開催されました。

詳細については、CEARAウェブサイトをご覧ください。

2014
2014-12

「NOWPAP地域の選定海域における富栄養化状況評価に関するNOWPAP共通手順書の適用」の作成

「NOWPAP地域の選定海域における富栄養化状況評価に関するNOWPAP共通手順書の適用」

「NOWPAP共通手順書2013年改訂版」を使い、NOWPAP海域内で選定したエリアの富栄養化状況を再評価しました。
本報告書の付録Cとして、「NOWPAP共通手順書2013年改訂版」を掲載しています。評価には必要最低限のパラメータを使った予備的一次評価(Screening Procedure)と、詳細に評価を行う二次評価(Comprehensive Procedure)の2段階を設けました。

2015
2015-12
2015-12

「NOWPAP共通手順書2015年改訂版」の作成

「NOWPAP富栄養化状況評価手順書(陸域由来の栄養塩源の評価を含む)」(NOWPAP共通手順書2015年改訂版)を作成しました。

NOWPAP海域全域を対象とした広域的な富栄養化状況評価を実施するため、「NOWPAP共通手順書2013年改訂版」の予備(スクリーニング)評価(Screening Procedure) を2014-2015年度に試行しました。この活動では評価項目の再検討を行い、”栄養塩の滞留濃度”を”COD(もしくはTOC)長期トレンド評価”に変更しました。

2016
2016-12

NOWPAP地域の選定海域における藻場マッピングのケーススタディ実施

NOWPAP地域の選定海域において藻場マッピングのケーススタディを実施しました。

2017
2017-10

第1回NOWPAP富栄養化評価専門家会合の開催

第1回NOWPAP地域における富栄養化評価に関するCEARAC専門家会合が中国・青島で開催されました。

詳細については、CEARAC ウェブサイトをご覧ください。

2017-12

「NOWPAP海域における海草分布の評価に向けたフィージビリティスタディ」の作成

「NOWPAP海域における海草分布の評価に向けたフィージビリティスタディ」を作成しました。

「衛星画像を用いた海草・海藻分布マッピングマニュアル」(2015)を使って各NOWPAP参加国の選定地域においてケーススタディを行った後、NOWPAP海域全体の海草分布評価に向けたフィージビリティスタディとして各国で情報収集及び文献レビューを行いました。本報告書では、選定海域でのケーススタディの概要も紹介しています。

2018
2018-03

環日本海海洋環境ウォッチシステム制作

環日本海海洋環境ウォッチシステムクラウドGISプロトタイプ制作

2018-09

環日本海海洋環境ウォッチシステム直接受信アンテナの撤去

環日本海海洋環境ウォッチシステム直接受信アンテナ(富山県環境科学センター)の撤去

2019
2019-03

第2回NOWPAP富栄養化評価専門家会合の開催

第2回NOWPAP富栄養化評価専門家会合がロシアのウラジオストクで開催されました。

詳細については、CEARACウェブサイトをご覧ください。

2019-03

環日本海海洋環境ウォッチシステム整備及び運用計画を策定

NPECにて「環日本海海洋環境ウォッチシステム整備及び運用計画:クラウド化に向けた検討について」を策定(環境省請負業務)

2019-05

富栄養化モニタリングツールが紹介

NOWPAP富栄養化モニタリングツール(NEAT)がUNEPウェブサイトにて紹介されました。

2019-12

藻場マッピングツールの開発

クラウド型藻場マッピングツールを開発しました。

2020
2020-03

クラウド環境に完全移行

環日本海海洋環境ウォッチシステムをクラウド環境に完全移行し、NOWPAP地域用にチューニングされたアルゴリズムを用いて、衛星クロロフィルa濃度データの自動処理及びデータ提供を開始しました。

2020-04

SGLI海色データセットの提供開始

JAXA SGLI海色データセットの提供開始

2021
2021-12

第5回NOWPAPリモートセンシングデータ解析トレーニングの実施

第5回NOWPAPリモートセンシングデータ解析トレーニングが

2 つのウェビナーで開催されました。

詳細については、CEARAC ウェブサイトをご覧ください。

2022
2022-02

第3回NOWPAP富栄養化評価専門家会合の開催

第3回NOWPAP地域における富栄養化評価に関するCEARAC専門家会合がオンラインで開催されました。

詳細については、CEARACウェブサイトをご覧ください。